脳と体をつなぐ運動に関わる神経路「皮質脊髄路」
私たちの体は,脳の体を動かす領域と筋肉が神経線維で繋がっており,
脳から信号を筋肉にきちんと伝えられることで体を動かすことができます.
この体を動かす脳領域と筋肉を活動させるための神経とをつなぐ神経繊維を
皮質脊髄路(ひしつせきづいろ)と読んでいます.
大脳の「皮質」と「脊髄」を繋いでいる路(みち)ということです.
※補足情報:大脳皮質とは? > こちら
脳卒中によって生じる症状のひとつに 運動麻痺があります.
運動麻痺は,皮質脊髄路の一部でも損傷を受けたり,
圧迫を受けたりすることによって生じてくるのです.
さらに細かく言えば,
脳の中には,口を動かす場所,手を動かす場所,足を動かす場所というように,
場所によって役割分担がおおよそ決まっています.
そのためどこの運動に関わる部位が損傷を受けたかによって,
どの領域に運動麻痺が生じるかが変わってくると考えられるのです.
※関連情報:機能局在とは? >こちら
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