復職のためには,スマートホンよりもパソコンの使用が必要になってきます.実際に,脳卒中後の復職に取り組む脳卒中当事者の方で練習に取り組まれる方々いらっしゃいます.
脳卒中後には,手の麻痺を経験する方は多く,その後遺症の程度によっては麻痺手をキーボード入力に参加させられる程度が変わります.
例えば,人差し指を伸ばして保つ事ができる場合には,キーボードを押す事が可能になることも事実です.しかし,キーボード入力は,腕全体での細かい調整が必要になるので,運動麻痺がある場合には容易であるとは言えません.
従って,書籍などの参照資料を押さえる時に麻痺手を使いながら入力される事が多いようです.
しかし,可能な範囲で麻痺手を実際の生活場面で使用することは,手の機能を発揮し,機能を維持・向上させるための重要な機会とも取らえる事ができますので場面を決めて使用することは重要な点でもあります.
ただ,仕事現場では作業スピードが求められ,特に,同時に2つのキーを入力する必要がある場合に工夫をされている場合があります.
1.物を使ってキー入力を行う
写真のように,単3電池を4つ入りの束を立てて,キーの上に乗せることで押すことができます.この重りは,大きめのナットなどでも代替可能で,筆箱などに入れておけば,かさばることもありません.
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電池などの身の回りの物を文鎮替わりに活用する
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キーボードの上に置くことで同時にボタンを押す必要がなくなる
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